杉浦機械設計事務所の新型アパレルトルソ型ポージング・モデルロボット「腕付トルソ君 ジュニア hina-co」(画像1)。国内最高峰の2足歩行ロボット格闘技「ROBO-ONE」で活躍する「DYNAMIZER」(ダイナマイザー)の技術がフィードバックされたロボットで、神奈川県ロボット等新製品開拓事業業務委託研究において開発された。7月に東京ビッグサイトで開催された展示会「ROBOTECH 2011」などで披露された女性9号サイズの「腕付トルソ君 Hina」(画像2)のキッズ11歳サイズバージョンである(hina-coはHinaの妹であり、娘ではない)。正式には10月1日に完成で、2011年10月8~9日に開催された第19回ROBO-ONEの会場でも披露された。
前述したとおりダイナマイザーで培われた技術も投入されており、「DYNAMIZER SLOW MOTION テクノロジー」により、ポーズとポーズの間の変化を滑らかに長時間かけて遷移することが可能。すべてPCからコントロールで両腕は自由にポーズを取らせることができ、特定の動きを繰り返すといったことも当然の如く行える。そのポーズ付けは誰でも簡単に行える簡便なインタフェースが用意されており(画像3)、さらに「DYNAMIZER SMART MOTION テクノロジー」によってメールでポーズのやり取りも行えるようになっている。
また、屋内では白物家電のようにACコンセントによる動作を実現する一方で、屋外環境では大容量リチウムポリマーバッテリによる完全ワイヤレスを実現する「DYNAMIZER WIRELESS テクノロジー」も搭載。また、Bluetoothによるワイヤレスプログラムや、スマートフォンによる遠隔操作環境も用意されている。