ファイアウォールベンダーのパロアルトネットワークスは14日、ホスティングサービスを行うファーストサーバのサービス提供におけるセキュリティプラットフォームとして、同社のファイアウォール「PA-5050」を導入したことを発表した。

ファーストサーバでは今年8月に、セキュリティレベルの高いリモートアクセス環境を標準搭載する、複数台構成の専用サーバサービス「セレクト・シリーズ」をリリース。Windows Serverをベースに、VPN、ファイアウォールなどのデータを安全に送受信する機能をオールインワンで提供している。

PA-5050は、仮想システムによるマルチテナント型ファイアウォールで、SSL VPNおよびIPsec VPN、契約回線帯域を制御できるQoSなどの機能を持つセキュリティ装置として、同サービスに採用された。

同モデルは、ファイアウォールスループット10Gbps(脅威防御使用時5Gbps、IPsec VPN使用時4Gbps)、データセンターや大規模エンタープライズのインターネットゲートウェイ、およびサービスプロバイダー環境保護に対応。また、ネットワーキング、セキュリティ、脅威の防御と管理にそれぞれ専用ハードウェアプロセッサとメモリを搭載し、マルチギガビットのトラフィックフロー処理が可能となっている。