日本IBMは、小売店や企業の各部門および中小企業等に向けた、省スペース・低価格なミニタワー型エントリーサーバ「IBM System x3100 M4」の販売を開始した。出荷は10月28日からの予定。
同製品は、同社のx86サーバのラインナップにおいて最小・最安値となるもの。筐体は幅18cm×奥行き48cm×高さ36cmで、従来のタワー型x86サーバと比較すると容積が約40%小さくなっている。
OSに依存せず稼働する管理専用プロセッサを標準搭載し、外部からの不正アクセスを防ぐセキュリティ機能や、障害予知機能「Predictive Failure Analysis(PFA)」など、低価格帯ながら高度なサーバ管理機能を提供。
また、同社のx86サーバで初めて、障害時の各種データをワンクリックで取得し、Webブラウザで表示できる機能(FFDC:First Failure Data Capture)を搭載する。
遠隔地から電源制御や稼働・障害情報取得が可能なため、複数の店舗や支店に設置したサーバを一元管理できる。また、障害発生時には障害発生箇所を示す「診断LED」を搭載しており、納品後1年間は故障時に同社が無償で設置場所での修理に対応する。
最小構成価格は、CPUがPentium G850(2コア、2.9 GHz)、メモリは2GB(1×2GB、DDR3 1333Mhz ECC UDIMM)、HDDが250GB(3.5型 7,200rpm シンプルスワップ SATA HDD)などで6万6,000円(税別)となっている。