TIOBE Programming Community index

TIOBE Softwareから2011年10月のTIOBE Programming Community Index (PCI)が公開された。TIOBE PCIは複数の検索エンジンの検索結果から対象とするプログラミング言語がどれだけ話題になっているかをインデックス化したもの。2011年10月におけるインデックスは次のとおり。

プログラミング言語 インデックス 備考
1 Java 17.913 15ヶ月連続1位
2 C 17.707
3 C++ 9.072
4 PHP 6.818 5位から4位へ浮上
5 C# 6.723 4位から5位へ下落
6 Objective-C 6.245 上昇傾向
7 (Visual)Basic 4.549 下落傾向あり
8 Python 3.944
9 Perl 2.432
10 JavaScript 2.191
11 Ruby 1.526
12 Delphi/Object Pascal 1.104

TIOBE PCIでは計測開始当初からJavaとCが常に高いインデックス値を保持してきた。特にJavaは過去2回だけCにトップを譲ったものの、それ以外は常に1位であり続けている。今回の集計でも1位を確保しており、15ヶ月連続の1位となる。

しかし、このJava人気にも陰りが出始めている。Javaはほぼ1位を確保し続けているものの、計測開始から下落傾向を続けている。2010年あたりから若干の上昇傾向を見せ始めたが、2011年に入ってからC言語のインデックス値上昇が激しく、このままでは再びC言語がトップに入る可能性がでてきた。

10月の傾向としてはそれ以外にも、Objective-Cが強い成長を継続させた点が注目される。成長傾向にあるもののLuaは16位まで値を落としたほか、Transact-SQLがLuaを超えて14位に付けた点も興味深い。