東日本大地震被災地支援プロジェクト「kizunaworld.org」は、新たに美術家の奈良美智氏によるスライド作品の追加を発表した。

kizunaworld project #13「studio days」のバナー

今回追加された作品は、奈良氏が作品を手掛けるスタジオでの制作風景と作品群を取りまとめた映像。普段は見ることのできない、特別な空間を感じることができる作品になっているとのこと。

奈良美智氏は、青森県弘前市生まれ。愛知県立芸術大学大学院修了後、デュッセルドルフ芸術アカデミーで学ぶ。子供や動物を機知に富んだ方法と成熟した表現で描く作品で知られ、様々な素材を用いた絵画、彫刻、ドローイングなどを制作している。

kizunaworld.orgは坂本龍一氏と平野友康氏が発起人となり、賛同するアーティスト達の作品を提供する東日本大地震被災地支援プロジェクト。作品に対する寄付を募ることで被災地への支援の輪を継続的に広めていくことを目的としている。集まった寄付金は、被災地で「いま必要な5つの支援」として、医療・こども・食料・住宅・エネルギーの5つの団体へ均等に寄付しており、10月1日より"こども"分野の寄付先を「こどもの音楽再生基金」に変更したとのこと。