ブラジルのASICメーカーCEITECは2011年10月4日(ブラジル時間)、多様な物流管理アプリケーション対応の新しいRFIDチップ「CTC13000」が、最終開発段階にあることを発表した。
新チップは物品追跡管理において先端技術のタグシステムを実現するパッシブRFID(EPC C1G2b規格に準拠)。VHF帯(860~960MHz)を利用、ビットレートは40Kbps~640Kbpsとなっている。変調方式はASK(振幅 シフト・キーイング)を採用している。内蔵メモリ容量は1kビット(ユーザメモリは512ビット)で、記録保持能力は10年となっている。
同チップはメーカーにおいて部品や製品の在庫管理だけではなく、試作品製造から最終組立までの総合的な物品追跡管理に利用できる。さらに航空手荷物の識別管理、食料雑貨類や医療用品などの様々な物品管理など、多様な流通消費現場向けのアプリケーションでの利用が可能となっている。