独SAPは10月5日(米国時間)、SAPアプリケーションのクラウドベースでの提供において米Hewlett-Packard(HP)と提携したと発表した。これにより、HPのクラウドインフラ上でSAPの業務アプリケーションを利用できるようになる。

SAPはすでに、クラウドサービス、アプリケーション管理サービス、ホスティングなどでHPを認定事業者としており、今回のソリューションはこれに基づくもの。

HPが「HP Enterprise Services」で持つ商用クラウドプラットフォーム上でSAPアプリケーションを稼働することが可能になる。クラウドを利用することで、顧客は安価かつ高速にSAP製品を導入し、規模を柔軟に調整できる。

2社はまず、顧客関係管理の「SAP Customer Rlationship Managemnt(CRM)」から提供を開始する。

SAPは自社アプリケーションのクラウド化において、すでに米Verizonなどとも同様の提携を結んでいる。