SAPジャパンは、中堅中小企業向けに、エントリー版のアナリティクスソリューションの最新版「SAP Crystal Server2011」、および統合型アナリティクスソリューション「SAP BusinessObjects Edge」シリーズの最新版を、10月6日から提供開始すると発表した。
SAP Crystal Server 2011は、エントリーレベルのBIソリューション。プログラミングすることなくサーバに導入が可能で、クライアントからレポートやダッシュボードをWebブラウザで表示できる。最新版では、SAP BusinessObjects Business Intelligence 4.0で提供されているデータ検索やダッシュボードなどの機能を新たに提供する。これにより、従来から提供されていたレポーティング機能に加え、中堅中小企業向けにデータ活用や情報分析の機能を提供する。
具体的には、SAP BusinessObjects Explorerのデータ検索機能が提供され、ユーザーはキーワードを入力するだけで、様々なデータソースから最も関連性の高い情報を検出することができるという。
また、スケジューリング機能により定型レポートを一定間隔で自動出力でき、ユーザーまたはユーザーグループごとにアクセスレベルを設定が可能。レポート出力形式は、Crystal Reports、PDF、RTF、XLS、CSV、XMLなど。
なお、SAP Crystal Server 2011の価格は332,700円(税別、5指定ユーザーライセンス)から。
「SAP BusinessObjects Edge」には、BI製品である「SAP BusinessObjects Edge Business Intelligence 4.0」に加えて、新たにデータの統合、品質の管理とテキスト分析を実現する「SAP BusinessObjects Edge Data Services 4.0」、企業情報管理ソリューションである「SAP BusinessObjects Edge Information Steward 4.0」が含まれる。
最新版では、SAP BusinessObjects BI 4.0で機能強化された「ユニバース」を情報基盤に採用。ユニバースは、物理的に分散されたデータソース間における仮想的なデータ統合を実現する機能で、レポーティングからダッシュボード、アドホック分析や多次元分析まで包括的なビジネスインテリジェンス・ソリューションを提供する。