Integrated Device Technology(IDT)は、StarBridgeがRapidExpress製品に同社のPCI Express(PCIe)Gen2とRapidIO間のブリッジやRapidIOスイッチを採用したと発表した。

RapidExpressは、リンクごとに20Gbaudの高速RapidIOネットワークを経由して高性能コンピュータとI/Oノードのアグリゲーションを容易化するもので、IDTのPCIe-シリアルRapidIOブリッジ「Tsi721」はRapidExpressブリッジカードソリューションの心臓部に位置付けされ、PCIeプロトコルとRapidIOおよびその逆の変換を担う。

PCIeプロトコルにより、IntelやAMD、その他のPCIe対応プロセッサは、より大きなピアツーピアのマルチプロセッシング環境で使用することが可能になる一方、シリアルRapidIOプロトコルはスケーラブルでハイスループット、低レイテンシ、ピアツーピア処理クラスタの簡単なアーキテクティング向けのフォールトトレラント相互接続を提供する。

さらに、RapidExpressブリッジカードは、IDTのRapidIO Gen2スイッチボックス「CPS1432」によって補完されており、これにより銅線や光トランシーバ向けサポートつきのQuad Small Form-factor Pluggable(QSFP)コネクタ経由で、シリアルRapidIO Gen2×4ポートを8個 供給している。8プロセッサ・ノードのシステムは1個のRapidExpressスイッチと8個のブリッジで接続され、より大きなシステムは、最大64kエンドポイントで複数のスイッチボックスを簡単にカスケード接続することにより作ることが出来るという。