Net Applications - Usage Share Statistics for Internet Technologies.

Net Applicationsから2011年9月のデスクトップブラウザシェアが発表された。ここ数ヵ月間、ブラウザシェアの動向は新たな局面に入っている。IEとFirefoxがシェアを減らし、かわりにChromeとSafariがシェアを増やす傾向が続いている。Webkitを採用している陣営がシェアを伸ばし、それ以外がシェアを減らす、またはほぼ維持、というかたちだ。

2011年9月ブラウザシェア/円グラフ - Net Applications報告

2011年9月短周期一括型バージョン別ブラウザシェア/円グラフ - Net Applications報告

2011年9月ブラウザシェア/棒グラフ - Net Applications報告

2011年9月短周期一括型バージョン別ブラウザシェア/棒グラフ - Net Applications報告

順位 ブラウザ シェア 推移 備考
1 IE 54.39% 下落傾向
2 Firefox 22.48% 下落傾向
3 Chrome 16.20% 成長傾向
4 Safari 5.02% 成長傾向
5 Opera 1.67%
順位 短周期一括型バージョン別ブラウザ シェア 推移 備考
1 IE8 29.91% 21ヶ月連続1位。下落傾向
2 Chrome 16.20% 上昇傾向
3 Firefox 4+ 14.91% 上昇傾向
4 IE9 8.72% 5位から4位へ浮上。上昇傾向
5 IE6 8.60% 4位から5位へ下落。下落傾向
6 Firefox 3.6 6.22% 下落傾向
7 IE7 6.05% 下落傾向
8 Safari 5.1 2.53% 9位から8位へ浮上。上昇傾向
9 Safari 5.0 1.74% 下落傾向
10 Opera 11.x 1.35%

9月はついにIE9とIE6のシェアが逆転した。IE9とIE6はほぼ同じシェアを確保している。今後さらにIE9がシェアを伸ばし、IE6はシェアを減らすことになるとみられる。短周期アップグレードおよび強制アップグレードを採用したバージョンを一括して扱うと、ChromeとFirefoxのアクティブユーザのシェアはほぼ同じとなる。

これまで顕著には見られなかったSafariのシェアが増えた背景には、Mac OS Xのシェアが増えているという理由があるものとみられる。Mac OS X Lionのリリース以降、Mac OS XはOS全体の中でのシェアを強く伸ばしている。この影響もあり、Safariのシェアが増加しているものとみられる。