テクトロ、M-PHY v1.0仕様に対応したテスト・ソリューションを発表

計測機器ベンダ大手のテクトロニクス社は、新しく発行された「M-PHY v1.0」仕様をベースにしたMIPIアライアンスM-PHYテストに対応したテスト・ソリューションを発表した。

M-PHYは、MIPIアライアンス、DigRF v4、UniPro、LLI、CSI-3、DSI-2インターコネクト規格の携帯機器向け高速シリアル・インタフェース。

同ソリューションは2010年9月にアナウンスされたM-PHYテスト・ソリューション上に構築されており、M-PHYトランスミッタ/レシーバのデバッグ、検証、適合性試験を統合して携帯機器のハードウェア・エンジニアに提供するものとなっている。

また、すべてのM-PHYテスト実行のために複雑なテスト機器を数多く必要とする他のソリューションと異なり、同社のオシロスコープ「MSO/DSA/DPO70000シリーズ」と任意波形ジェネレータ「AWG7000シリーズ」のみで構成されており、レシーバ耐性テスト用の統合型エラー検出機能、および1つのセットアップでM-PHYと低速D-PHY(TM)仕様の両方に対応することができる。

さらに、同社では同M-PHYソリューションに加え、Microsoft Windowsベースのオシロスコープ上で、MIPI CSI-2、DSI-1シリアル・バスのトリガ、デコード、サーチにより、MIPI規格への拡張サポートを提供しているほか、ロジック・アナライザ「TLA7000シリーズ」を使用した、TekExpressによるMIPI D-PHYとDigRFv.4、またはCSI-2、またはDSI-1のロジック・テストのワンボタン適合性試験が可能な、完全自動ツールセットも提供している。