アトラシアンは、企業向けWikiの新版「Confluence(コンフルエンス) 4」の販売を開始したと発表した。発表会は「トンフルエンス」と題し、港区六本木の豚しゃぶ店で開催。ユーザーによるプレゼンテーションも交えながら、Confluenceおよび新版の特徴が紹介された。
アトラシアン ビジネスデベロップメントスペシャリスト 大澤俊介氏 |
Confluenceは、詳細な権限管理機能を搭載した企業向けWikiソフトウェア。各種のドキュメントや画像、動画などの投稿が可能なほか、ブログやコメントなどの機能も搭載されており、外部に公開するコンテンツの製作のみならず、コラボレーションソフトウェアとして活用することもできる。また、グラフやスライドショーの表示など、コーディングが必要になるような処理を「マクロ」と呼ばれる短いコマンドを記述するだけで組み込めるうえ、WYSIWYGな画面で編集できるエディタも用意されるなど、製作効率を高める機能も搭載されている。
新版では、これまで別々に提供されていたwikiマークアップとWYSIWYGな編集画面を統合し、直感的で作業効率の高い編集環境を提供している。また、Webアプリケーションであるにもかかわらず、OSのコピー&ペースト機能を使って画像などを貼り付けられるようになったほか、書式を自動的に適用する「オートフォマット」やキーボードショートカットなども新たに搭載。Twitterのように「@ユーザー名」と記載するだけで対象ユーザーに情報の変更などを通知できる機能も追加されるなど、使い勝手が大きく向上している。
Confluence 4は、ホスティング版とオンプレミス版の2種類が提供されている。価格は、10ユーザーまでが1000円、25ユーザーまでが14万円、100ユーザーまでが32万円と、ユーザー数に応じて変わる体系になっている。なお、10ユーザー以下の売上に関してはRoom to Readに全額寄付される仕組み。また、30日間の無償評価版も提供されている。
Confluence 4の価格 |