FeliCaやMifareなどのNFC関連製品である非接触ICカード・ICタグ製品の製造・開発・販売を行うオレンジタグスは、初心者向けに提供してきた安価なミドルウェア製品を統合して発売すると発表した。発売は11月の下旬頃を想定している。

統合される機能はID番号の取得、ICカードやICタグ内部へのデータ読み書き、URLの携帯転送、複数リーダライタの選択・制御の各機能。これまでは、これらを別々に提供していたが、統合して低価格で販売する。価格は未定だが、3万円前後を想定しており、これまでより10万円程度割安になるという。

ミドルウェアの機能

サブライセンスや配布制限がないためパッケージ販売にも制約がなく、ICカードの知識がない初心者の開発者向けの製品となっており、簡単にNFCソフトウェアが開発が可能で、AccessやExcelでも開発することが出来るという。国内で普及しているFeliCa(フェリカ)や低価格のMifare(マイフェア)非接触ICカードも利用でき、ICカード内にデータを記録する事でサーバを使わないローカルシステム処理が可能だという。また、今回、複数リーダーの選択・制御もできるよう仕様が追加されている。

なお、このシステムは10月4日から開催されるCETEC JAPANにて展示される予定。