米国際貿易委員会(ITC)は9月27日(米国時間)、台湾HTCによる特許侵害の苦情申し立てを受け、米Appleの正式調査を開始すると発表した。
HTCが2011年8月16日に提出した苦情を受けてのもの。HTCはその後、9月7日に修正し、9月2日と19日に補足事項を追加している。HTCはここで、Appleが自社特許を侵害していると主張、該当製品の米国への輸入指し止めや損害賠償などを要求していた。HTCが主張する特許には、米Googleから獲得した特許も含まれている。対象となる製品は、「Mac」「iPad」「iPhone」「iPod」など。ITCは米国への輸入を禁じる決定権を持つことから、競合を相手取った特許係争の場に選ばれることが多い。
なお、ITCは7月、AppleによるHTCへの特許侵害申し立てを一部認める初期判定を下している。