ネットジャパンは、仮想/物理環境向けのディスクイメージングバックアップソリューションの新バージョン、「ActiveImage Protector 3.1」を、10月6日から順次出荷すると発表した。
新バージョンでは、遠隔地にデータ保存ができるオフサイトレプリケーション機能、増分バックアップが壊れた場合でも継続してバックアップがとれるリコンサイル機能、ネットワーク経由でリモートコンピューターへのプッシュインストールなどの作業が可能なリモート管理機能を搭載している。
オフサイトレプリケーション機能(遠隔地データ保存機能)は、 バックアップイメージファイルを、遠隔地のWANネットワーク上の共有フォルダやFTPディレクトリへレプリケーションできる。イメージファイルの複製を分散させることにより、災害発生時の特定地域の広範囲なデータ喪失や、従来のイメージファイル保存先の障害や破損にも対応できるという。レプリケーション先は、バックアップタスクごとに、最大3サイトを指定することができる。
リコンサイル機能(継続的増分バックアップ)は、従来、何かの理由で増分バックアップが失敗し、増分イメージが削除されたり、破損したりすると、次回のバックアップは新しい世代としてフルバックアップから再作成していたが、増分バックアップイメージファイルの破損を検出すると、有効な増分バックアップイメージファイルをベースに、増分バックアップイメージファイルを自動生成し、増分バックアップを正常に継続できるようになる。
リモート管理機能の強化では、コンピューターのリモート管理(バックアップタスクの実行、タスクの実行状況の確認、バックアップスケジュールの作成)が行える。
バージョン3.1としてリリースされるのは、仮想環境向けにVirtual Editionとfor Hyper-V with ReZoom、物理環境向けにServer Edition、Cluster Edition、Desktop Edition、IT管理者向けにIT Pro Editionの6製品。
価格は、Server Editionを1-4ライセンス購入した場合、1ライセンスあたり166,200円となっている。