日立ソリューションズと日立オートモーティブシステムズは、商用車向けの動態管理システムを共同で開発したことを発表した。スマートフォンやタブレット端末などのスマートデバイスから利用できる動態管理サービス「スマート e-trasus(スマート・イートラサス)」として、10月3日より販売を開始、12月1日よりクラウドでの提供を開始する。

これは、日立ソリューションズがこれまでに提供してきた動態管理サービスと、日立オートモティブシステムズが10月3日から発売するスマートデバイス向けナビアプリ「NS-100A」とを組み合わせ、クラウドで提供するもの。車両管理(動態管理、ルート配信、メッセージングなど)や地図情報更新、交通情報提供等のメニューを組み合わせることで、業種ごとに適したサービスを構築することができる。また、クラウドで提供されるため、コストを抑えながら短期間で導入することが可能だという。

サービス月額利用料は2,625円/台から(別途、通信費用、管理者用ライセンス利用料、センターサービス利用料、初期導入費用等)。同社では運送・サービス業を始め、医薬品担当者や公共機関向けなどを対象に、2015年までに売上げ80億円(端末売上げ分を含む)、サービス提供車両数6万台を目指すとしている。

「スマート e-trasus」のサービス提供イメージ