Texas Instruments(TI)は、同社のARM Cortexマイコン「Stellaris」として、浮動小数点ユニットを搭載したCortex-M4Fを採用した「LM4Fx」シリーズを発表した。

同シリーズは、65nmプロセスを採用しており、最高80MHzで動作することで、Cortex-M3よりさらに高速な積和演算処理が可能となっている。

また、1Msps 12ビットA/Dコンバータを2ユニットと3個のコンパレータ、最大2つのCANコントローラ、および最大256KBのフラッシュと32KBのSRAMを搭載しているほか、モーション・コントロール機能として最大16個のPWM出力と2個の直交エンコーダ・インタフェースを内蔵している。

消費電力はスタンバイ時電流1.6μAを実現しており、長時間の電池動作を可能としている。

なお同シリーズは、64ピンLQFP、100ピンLQFP、および144ピンLQFPパッケージで提供され、1万個受注時の単価は1.53ドル(参考価格)となっている。

「LM4Fx」シリーズのパッケージ外観イメージと評価キット「EK-LM4F232」