日本野球機構は、2011年のドラフト会議「プロ野球ドラフト会議 supported by TOSHIBA」を、10月27日17:00より、グランドプリンスホテル 新高輪で開催すると発表した。
今年のドラフト会議では、東芝が3年連続で特別協賛しており、当日は、前回から導入されたデジタルシステムで使用する機器として、球団ごとのオリジナルデザインを施したノートPC「dynabook」と「REGZAタブレット」を各球団のテーブルに提供し、リアルタイムでの情報共有をサポートする。
また同社は、会場内の大型ビジョン、プロジェクタなども提供するほか、併設されるNPB展示ブース内では各商品の展示も行うという。
会議には、一般のファンも参加可能で、9月27日13:00 ~ 10月9日 13:00まで、 日本野球機構のWebで募集を行い、応募期間終了後抽選を行い、当選者には10月14日 13:00までに、登録したPCメールアドレス宛てに当日の詳細な案内を含めた当選通知が送付される。
日本プロフェッショナル野球組織 コミッショナー加藤良三氏は、「迅速に会議を進め、時間短縮をさらに進めていきたい。今年も多くの期待の星が生まれるが、多くの野球ファンに関心をもってもらえるイベントにしたい」と挨拶。
東芝 取締役 執行役専務 渡辺敏治氏は、「プロ野球は戦後、日本国民に元気を与えてくれた。本年も多くのすばらしいプレーを通じて、私たちに勇気を届けてくれている。今年も、新しい希望の星を迎えるが、来シーズン以降の彼らの活躍が、震災から復興へ向かう私たちの勇気となり、この国の明日への力となる。例年以上に特別な思いがある今年のドラフト会議を手伝えることは、非常に光栄だ」と述べた。
発表会では、元巨人の投手で、現野球解説者の槇原寛己氏と、元西武の投手である工藤公康氏の対談を開催。二人はともに、愛知県出身で同じ年だという。
槇原氏は、「二人とも20代はよく六本木で飲み歩いていた。ただ、私は30歳を過ぎても飲み歩いていたが、工藤君は30歳で野球に対する取り組みを変え、六本木で見かけることはなくなった。それが名球会に入れるか、入れないかの差だった」と語り、会場の笑いを誘った。
二人は、高校時代一度だけ対戦があるそうで、その時は、槇原氏が工藤氏にホームランを打たれたという。
槇原氏は新人選手へのメッセージとして、「キャンプインまでの練習が大事」とアドバイスし、工藤氏は、「プロは自覚することと学ぶこと大切」と語った。
なお、両氏は今年のドラフトの注目選手として、東洋大の藤岡投手、東海大の菅野投手を挙げた。