日本レジストリサービス(JPRS)は9月26日、ドメイン名空間「都道府県型JPドメイン名」を新設すると発表した。登録受け付けは2012年後半に開始する予定。また「都道府県型JPドメイン名」の新設にともない、1993年から提供してきた「地域型JPドメイン名」の新規登録受け付けを2012年3月31日で終了する。
これまで地域に関わるJPドメイン名として提供してきた地域型JPドメイン名は、インターネット利用の広がりやドメイン名活用場面の多様化などで「長くて使いにくい」「複数の登録ができない」といった点に改善要望の声が上がっていたという。
このような状況の中で、地域型JPドメイン名をより登録・活用しやすく、また地域の発展に寄与できるドメイン名とするにはどうすべきかを検討した結果、新たなドメイン名空間として都道府県型JPドメイン名の新設に至ったとのこと。
都道府県型JPドメイン名は「○○○.tokyo.jp」や「○○○.osaka.jp」のように、全国47都道府県の名称を含むドメイン名空間で、日本国内に住所を持つ個人や組織であればいくつでも登録が可能となる。サービスの詳細や登録受け付けの開始日、申請方法などについては2012年初頭に発表する予定となっている。
なお、地域型JPドメイン名については、現在登録されているドメイン名を引き続き利用することができる。