Oracle Solaris Operating System - Increase Business Efficiency, Lower Costs |
Oracleは、Solaris 10系の最新版となる「Oracle Solaris 10 8/11」を公開した。「Oracle Solaris 10 8/11」ではZFSの機能が強化されているほか、インストール機能の拡張、最新のSPARC/x86アーキテクチャのサポート、Oracle Database 11gパフォーマンスの改善などが実現されている。
「Oracle Solaris 10 8/11」に搭載されているZFSプールのバージョンは29。ZFSファイルシステムはバージョン5が搭載されている。正式リリースされているOSとして最も最新のZFSを利用できる環境となる。ZFSをルートファイルシステムとして活用するためのツールも提供されているなど、ストレージシステムや仮想環境を構築するのに適した機能が強化されている。
Oracleは先日、次期Oracle Solarisのリリースへ向けて「Oracle Solaris 11 アーリーアダプター版」の提供を開始したばかり。ZFSの使用環境としてはFreeBSDが8-STABLEおよび最新開発版にてZFSv28に対応している。今後OracleがZFSに関するコードの公開を継続するかどうかが注目される。コードが公開されない場合、ZFSv28以降、ZFSに複数の実装が登場し非互換が発生する可能性がある。