日立電子サービスと日立情報システムズは9月21日、10月1日の合併後の新会社である日立システムズの新組織体制を発表した。

新会社は、システムのコンサルティングから、工事を含めた設計・構築、運用・監視、保守に至るまでITライフサイクルをワンストップで提供できるユニークな会社として、事業セグメント別組織と業種・地域別組織の両軸から成る組織体制で事業を展開する。

事業セグメント別組織は技術動向/商品開発の側面から全国の拠点の支援を行い、業種/地域別組織は顧客のITライフサイクル全般を担う部隊として横断的に連携しつつ、300を超える全国の拠点からソリューションを提供する。

新会社では、クラウドサービスを主力事業に据え、両社の組織を集約した1,000人規模の専任組織「クラウド・DC事業グループ」を新設する。

具体的には、データセンターを活用したアウトソーシングサービスやクラウドサービスの運用、システム監視、セキュリティ対策、保守業務をまとめて提供する「Virtual Private Cloud」事業を本格的に立ち上げ、10月以降サービスの提供を開始する。

コンタクトセンターは、川崎市に新たな拠点を設けて 日立電子サービスの「日立ソリューションサポートセンタ」、日立情報のヘルプデスク部門を移転する。

さらに、両社のグローバル事業部門を集約した専任組織「グローバル事業統括本部」を新設し、グローバルサービスカンパニーとして事業の拡大に注力する。同組織では、新たなグローバルサービスの統合ブランドとして「GNEXT」を立ち上げる。