インターコムは9月20日、クライアントPC運用管理ソフト「MaLion 3」に新機能を追加した最新バージョンの発売開始を発表した。「MaLion 3」は、情報漏洩対策からIT資産管理(ソフトウェア資産管理含)まで、クライアントPCの運用管理を支援するソフトウェアで、発売された最新バージョンは、Ver.3.10となる。参考価格は、100クライアントで100万円。
今回、強化された新機能は「各種ログデータの保全性向上」、「Webフィルタリングを強化」、「各種USBデバイスの資産管理における利便性の向上」になる。
「各種ログデータの保全性が向上」では、SQL Server上のMaLionデータベースについて、毎月自動的に新しいファイルにデータを移行したり、設定した容量に達した際に、自動的に新しいファイルにデータを移行させる。
「Webフィルタリングを強化」では、従来の「Webフィルタリング」は、掲示板、ゲーム など70種類を越えるURLカテゴリ データベースを基準として、インターネット上にある特定のWebサイトへのアクセスを制限したり、収集したWebアクセスログを自動分類したりするものだったが、今回新たに、管理者自身で独自のURLカテゴリとその該当するWebページを設定し、フィルタリングやログ分類の基準とすることができるようになった。
「各種USBデバイスの資産管理における利便性の向上」では、USBメモリやUSB外付けドライブなど、USBデバイスの資産管理に特化した台帳機能を搭載した。デバイス固有のIDであるデバイスインスタンスIDを収集して台帳に登録することにより、棚卸しのタイミングで一斉に自動実行して結果を収集し、棚卸を行うことができる。さらに、結果は部門別にレポートされるため、結果に誤差がある場合など部門単位で速やかに調査を進めることができる。
その他、レポートツールを一新、ログの収集についても違反操作に関するログのみを収集するなど運用方針や収集ログの保管容量を踏まえて自由に選択できるようになった。