アドビ システムズは20日、コンシューマー向けビデオ編集ソフトウェア「Adobe Premiere Elements 10 日本語版」を10月14日に発売すると発表した。Windows版とMac OS版があり、アドビストアでの製品版の価格はいずれも1万4,490円、乗換え・アップグレード版は1万290円。
同ソフトは、「Adobe Photoshop」のカラー補正技術をビデオ編集に適用し、1ステップの自動補正や高度なカラー補正機能によってムービー全体を通して思い通りのカラーを再現することが可能。また、ビデオとテーマを選ぶだけで自動編集が行える「インスタントムービー」なども搭載し、ムービーの仕上げ作業を簡単に行えるという。
パンとズームの動きを使って臨場感や趣を加えることで、写真からビデオを制作する機能も搭載。顔認識機能で人の顔を自動的に検出し、人物のパンとズームを行うこともできる。
また、Mac OS版ではSmartSound機能を使用して、ムービーの長さに完璧にマッチした各種音楽トラックを追加可能。Windows版は64-bit Windows 7にネイティブ対応(Editorのみ)し、強力なパフォーマンスを発揮する。
完成したムービーは、新たに追加されたAVCHDフォーマットへの書き出し機能を使ってDVDディスクに焼いたり、エレメンツオーガナイザーからFacebookやYouTubeへアップロードを行うことも可能。
必要システム構成は、Windows版がSSE2をサポートする2GHz以上のプロセッサー、日本語版のWindows XP(Service Pack 2) / Vista / 7、2GB以上のRAMなど、Mac OS版がインテルマルチコアプロセッサー、Mac OS X 10.5.8から10.7日本語版、2GB以上のRAMなどとなっている。