三菱重工業は9月19日、「同社がウイルスに感染している」という報道に対し、「8月中旬にウイルス感染が判明」としたうえで、社内の一部のシステムの情報が流出した可能性があると発表した。
同社では、8月中旬にウイルス感染の可能性が判明した後、情報漏洩の危険性が判明したことを受けて、警察当局にその旨を報告したという。以降、外部の専門家と共同で、調査と対応を進めている。
一部、国防事業など、同社の製品・技術情報の漏洩についての可能性が報道されているが、「ネットワークアドレスなど、社内の一部コンピュータのシステム情報が流出した可能性はあるが、現時点で、製品・技術情報の流出は確認されていない」としている。