Googleは9月16日、商品検索サービス「Googleショッピング」に、リアル店舗の在庫状況や価格を表示する「Googleローカルショッピング」の提供を開始したと発表した。
Googleショッピングは2010年10月に、オンラインショップの価格情報を検索するサービスとして公開。公開後も、送料やショップポイントの表示など掲載情報の追加が行われてきた。
Googleショッピング |
今回の機能追加によって、オンラインショップの情報に加えて、リアル店舗の在庫状況や価格が表示されることになる。店舗の商品情報は、パートナー会社から提供され、公開当初のパートナーは東急ハンズ、西鉄ストア、阪急リテールズ(ブックファースト)、マツモトキヨシ、ヨドバシカメラ、良品計画、ローソンHMVエンタテイメントの7社。掲載される店舗数は約1200店舗。また10月以降には、ローソンの店舗情報も加わる予定という。
同社では、今後のパートナー提携について「来年末までに100社程度を目指す」としている。
Googleローカルショッピングで検索すると、リアル店舗情報がある商品には、検索結果の横に地図のピンアイコンと「付近の店舗」という文字が表示される。「付近の店舗」をクリックして商品ページに移動すると、地図とともに近くの店舗の在庫や価格などの情報を見ることができる。
「付近の店舗」は、検索結果の上部にある「お住まいの地域」で設定した場所に基づいて検索され、変更することも可能。
表示する地域は変更できる |
また店舗名をクリックすると地図上に吹き出しが表示され、行き方を調べることもできる。
ルート検索も可能 |
なお、商品によっては個別の表示ページがない場合もあり、その際には検索結果の表示に差し込まれる形で表示される。同機能は、今後数日かけて徐々に公開していく予定となっている。
Googleローカルショッピングは、Android携帯やiPhoneでも利用でき、表示された店舗情報からそのまま電話をかけることも可能となっている。