オールインワンPCや標準PCプラットフォーム向け組み込みDisplayPort(eDP)-LVDSのブリッジIC「PTN3460」

NXP Semiconductorsは、9月13日~15日まで米国カリフォルニア州サンフランシスコで開催されたIntel Developer Forum(IDF)において、オールインワンPCや標準PCプラットフォームに最適な組み込みDisplayPort(eDP)-LVDSのブリッジIC「PTN3460」を出品したことを発表した。

同製品はeDPソースとLVDSディスプレイパネル間のプロトコル変換ブリッジを提供するもので、組み込みマイクロコントローラとオンチップフラッシュメモリを搭載しているため、ファームウェアの更新を簡単に行うことが可能だ。

また、先進機能としてオンチップEDID ROMエミュレーション機能を搭載。最大1KBまで個別のEDID ROMの代用が可能であり、これにより、システムインテグレータは組み込みEDID ROMを搭載していないパネルの使用が可能になるほか、AUXチャネルやI2Cバス、ハードウェアピンでDisplay Port(DP)をサポートすることで、柔軟なディスプレイ設定が可能となる。

さらに、追加コンポーネント不要で輝度調節を実行できるため、全体の部品数の削減も可能となっている。

eDPからLVDSへの変換ではDP v1.1a/1.2およびeDP v1.1/1.2規格に準拠し、最大2レーン動作で1.6 /2.7Gbpsのリンク速度をサポートするほか、最大112MHzのピクセルクロック周波数、色深度18/24bppのシングルまたはデュアルLVDSバス動作をサポートしており、3.3Vおよび1.8V電源での動作が可能となっている。

なお、同製品はすでに量産出荷を開始しており、価格はパッケージや数量で異なるものの、1万個未満では2.30ドルからとしている。