J.D.パワー アジア・パシフィックは9月15日、2011年日本法人向け携帯電話・PHSサービス顧客満足度調査の結果を発表した。同調査は、全国の従業員規模100名以上企業の各種電話サービスの管理・意思決定関与者を対象に、主に利用している法人契約の携帯電話・PHSの利用実態や顧客満足度を調べるもの。
第3回目となる同調査は、2,466社から3,214件の回答を得た(1社につき最大2社の携帯電話・PHS事業者の評価を取得)。
顧客満足度の測定にあたっては、「コスト」、「営業窓口の対応」、「サービス品質」、「サービス内容」における複数の詳細項目に対する顧客の評価を基に、総合的な満足度スコア(1,000点満点)を算出している。
第1位は、3年連続でNTTドコモとなった。同社は「営業窓口の対応」、「サービス品質」、「サービス内容」で他社を上回る評価を得た。
第2位はauで、「コスト」でもっとも高い評価となっており、それ以外の3つのファクターは2番目に高い評価を得ている。第3位はソフトバンク、第4位はウィルコムと、昨年と順位の変動はなかった。
法人向け携帯電話・PHSサービス利用企業のうち、現在19%の企業がスマートフォンを導入しており、今後についてはすでに導入している企業も含めると47%の企業がスマートフォンを利用したいと回答している。