オプトとカルチュア・コンビニエンス・クラブの合弁会社で、オーディエンスデータによるデータプラットフォーム事業を手がけるPlatform IDは9月15日、同社のOpenDPF(オープンデータプラットフォーム)構想の第2フェーズとして、広告主向けのオーディエンスターゲティング広告出稿管理サービス「Xrost DSP」および広告効果測定ツールとの統合データ解析ツール「Xrost INSIGHT」のリリースを発表した。
同社のOpenDPF構想とは、「インターネット上のオーディエンスに関わるマーケティングデータを共通化し、オープンなプラットフォームとしてマーケティングツールやアドネットワークパートナーとデータ連携を実現する」もの。インターネット広告を「広告枠」だけで捉えるのではなく、「利用者(オーディエンス)」で捉えることで、最適なユーザーに最適な広告を出すことが可能になるとしている。
オーディエンスターゲティングのイメージ(同社Webサイトより) |
Xrost DSPおよびXrost INSIGHTを利用することで、広告主はオーディエンスターゲティング広告出稿から広告効果測定まで、自社のインターネットサイトに関わるデータをワンストップで管理できるようになるという。
Xrost DSPは、最大約200億インプレッションのネットワーク配信や他社アドネットワークへのRTB配信、8000万UU(ユニークユーザー)のオーディエンスターゲティングなどの機能を持っており、カルチュア・コンビニエンス・クラブとの連携によるオフラインのオーディエンス情報(TSUTAYA利用履歴)を活用したターゲティングも実装予定となっている。
またXrost INSIGHTは、自社サイトユーザのクラスタ分析やコンバージョンしたユーザーの行動履歴を測定・分析するアトリビューションマネジメントなどの機能を持っている。同社ではXrost DSPとXrost INSIGHTについて、2011年12月末までに300社の導入を見込んでいる。