MongoDB is a scalable, high-performance, open source, document-oriented database. |
MongoDB開発チームは9月12日(米国時間)、「MongoDB 2.0」を公開した。MongoDBはC++で開発されたドキュメント指向のデータベース。動的に変化するスキーマを持ったJSONスタイルのドキュメントを扱うことが可能で、高い性能と優れたスケーラビリティを実現している。
MongoDB 2.0は最新の安定版リリースと位置づけられている。パフォーマンスが向上しているほか、新機能の追加や既存の機能の改善も実施されている。
MongoDB 2.0の主な特徴は次のとおり。
- 並列処理性の改善へ向けた処理の取り込み。
- サイズと処理性能に関してインデックス処理を改善。
- 共有クラスタにおける認証機能の導入。
- データセンターにおける使いやすさを向上させるタグレプリカ機能の実現。
- ジャーナル機能をデフォルトで有効化。
- コネクションに対するデフォルトスタックサイズを削減。
- データをコンパクト化する機能導入。
- 位置情報特化型機能の導入。
- 共有コレクションにMap/Reduceの結果を出力する機能の導入。
MongoDB 2.0における並列処理の改善はまだ開発初期段階にある。MongoDB開発チームは2系において大規模に並列処理の改善を計画しており、2.0における改善はそうした計画の一端だとされている。
MongoDBはいわゆる「NoSQL」に分類されるデータベース。静的なスキーマに固定されることがなく、任意の長さのドキュメントを保持することが可能。多種多様なプロトコルに対応しているという特徴がある。