NECは、半導体・精密機械などの製造装置・検査装置やビル・公共施設の監視制御システムなどの分野で利用されているファクトリコンピュータにおいて、処理能力を従来比約2倍に高め、HDD障害時のリスクを低減する「トリプルミラーリング機能」の搭載した「FC98-NXシリーズ FC-E25B」および「同 FC-E16U」の2機種の販売を開始した。10月24日から出荷が開始される。

「FC98-NXシリーズ FC-E25B」

新製品は、2007年7月に発売した省スペース型ファクトリコンピュータの後継モデルで、CPUやメモリを強化し、3台のHDDに同時にデータを格納することで、HDD障害時にも冗長性を確保できる「トリプルミラーリング機能」を搭載している。

3つのドライブスロットを搭載し、スロット1、2にはHDDまたはSSDを搭載することが可能。また、拡張スロットは、DVD-ROMドライブまたはDVDスーパーマルチドライブに対応する。

価格は、Windows 7 Professional搭載でCPUがIntel Core i5-2510E(2.50GHz)、HDD 320GB×1、DVD-ROMドライブの「FC-E25B/S71R4Z」が448,000円(税別)、Windows 7 Professional搭載でCPUがIntel Celeron B810(1.60GHz)、HDD 320GB×1、DVD-ROMドライブの「FC-E16U/S71R4Z」が328,000円(税別)。

インタフェースは、PCI Express(×4)×1、PCIスロット(32bit/33MHz)×2、USB×6、1000BASE-T対応LAN×2など。