自動車大手の米Ford Motor Companyと米Bug Labsは9月12日(米国時間)、米国で開催中のイベント「TechCrunch Disrupt」で共同プロジェクト「OpenXC」を発表した。オープンソースの開発ツールの研究開発と配信に関するもので、サードパーティ開発者がFord向けにアプリやソリューションを開発できるようにする。

Bug Labsはオープンソースのソフトウェアとハードウェア技術を有する企業。OpenXCは車載リサーチプラットフォームで、Bug Labsのオープンソースのモジュラー型ハードウェアとソフトウェアを組み合わせたアプリ開発環境「Bug System」を土台とする。これにより、ハードウェアやソフトウェアをプラグ&プレイで取り付け、Fordドライバーにパーソナライズされた運転環境を提供できるようにしていくという。

Bug Labsは同日、開発者がデータをマッシュアップしてMtoM(マシン間通信)サービスを開発できるクラウドサービス「BUGswarm」も発表している。2社はTechCrunch Disruptで、これらを組み合わせ、Bluetooth接続したLED画面で燃料消費効率を示すソーシャルアプリもデモしている。

2社は2011年中に開発キットを公開する予定で、アプリケーションストアのような形で、認定されたモジュールを提供する計画もあるという。将来的には、販売店などチャネル経由でハードウェア/ソフトウェアモジュールを提供したりレンタルすることも考えているという。

Bug Labsの告知サイト