東京電力など電力10社は9月12日、LED照明などの高効率かつ小容量の照明の導入拡大を踏まえ、定額電灯および公衆街路灯Aにおいて、10ワットまでの電灯に適用する料金区分を新たに設定すると発表した。
これに伴い、電力10社は、定額電灯および公衆街路灯Aの料金に関する特別措置として、経済産業大臣に対し電気事業法第21条に基づく認可申請を行った。新料金は12月1日から実施される予定。
これまで定額電灯および公衆街路灯Aの料金区分は「20ワットまで」から始まっていたが、今回「10ワット」までが加わった。
東京電力の場合、現在、20ワットまでの1灯当たりの定額電灯の電灯料金は121円26銭だが、新料金区分では10ワットまでの1灯当たりの電灯料金が84円78銭となるので、10ワット以下に押さえれば約36円削減することができる。
同様に、20ワットまでの1灯当たりの公衆街路灯Aの電灯料金は108円66銭だが、新料金区分では10ワットまでの1灯当たりの電灯料金が75円33銭となるので、10ワット以下に押さえれば約33円削減することができる。