Texas Instruments(TI)は、STSW(セルフ・タイムド・シングル・ワイヤ:1本のデータ入力信号のタイミングに自動的に同期する)動作の、小型1線式I/OエクスパンダIC「TCA5405」を発表した。

同製品は、プロセッサの1本のGPIO信号を入力として、制御可能な出力信号を5本まで拡張できるエクスパンダICで、プロセッサとの接続に必要な信号数を低減できることから、I2CインタフェースやSPIと比較して信号本数は、I2C比で最大50%、SPI比では同75%削減することが可能だ。

また、市場の同種の製品と比較して20%低い、2μA(最大値)のスタンバイ電流の特長から、低消費電力の高性能アプリケーションをサポート、また±20mA(最大値)と高い電流駆動能力を提供することが可能となっている。

なお、同製品はすでに量産出荷中で、1000個受注時の単価(参考価格)は0,65ドルとなっている。

プロセッサの1本のGPIO信号を入力として、制御可能な出力信号を5本まで拡張できる「TCA5405」