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Oracleは9月6日(米国時間)付けで「Oracleプロセッサコアファクタテーブル (PDF)」を更新した。今回の更新でOracleの提供する新しいマルチスレッドプロセッサ「UltraSPARC T4」に関するコアプロセッサライセンスファクターが追加されている。T4の係数は0.5だ。
Oracleはもともとプロセッサのコアをそれぞれ独立したプロセッサとみなしてライセンスの対象としていた。このライセンスはマルチコアプロセッサの普及にともなって改善が要求されるようになった。同社は2006年にはライセンスポリシーの変更を発表。プロセッサごとに係数を適用したライセンスを使用するようになった。ハードウェアとコストとの不均衡を改善するものだと説明がある。
このプロセッサ係数はプロセッサの性能を示すものではないが、Oracleが対象プロセッサをどういった位置づけにしているのかを把握するのには便利な指針といえる。今回、「UltraSPARC T4」が分類された「0.5」のグループには他にUltraSPARC T1、Sun UltraSPARC T2+、SPARC64 VII+、AMD Opteron (13XX、23XX、24XX、41XX、61XX、83XX、84XX)、Intel Xeon (56XX、65XX、75XX、E7-28XX、E7-48XX、E7-88XX)、Intel/AMD PC向けマルチコアプロセッサ、などが含まれている。