マイクロアドは9月12日、同社の運営するディスプレイ広告の統合管理プラットフォーム「MicroAd BLADE」が、Googleの運営する「DoubleClick Ad Exchange」とRTB(Real Time Bidding)による広告配信の接続を完了したと発表した。同社によると、DoubleClick Ad ExchangeとのRTB接続は国内DSP業者としては初となるとのこと。
RTBはアドエクスチェンジの広告配信技術のひとつ。広告の1表示(1インプレッション)ごとにオークション方式で広告を選択するしくみで、RTB接続する広告配信事業者はあるインプレッションが広告主に最適と判断する場合にのみ、アドエクスチェンジに対して入札を行うようになっている。複数の広告配信事業者からの入札結果によって、実際に配信される広告が決定することになる。
MicroAd BLADEの利用ユーザーにとっては、今回のDoubleClick Ad ExchangeとのRTB接続によって、アドエクスチェンジ側が保有する月間150億インプレッションの広告在庫に対して、MicroAd BLADEのターゲティング機能やCPA最適化機能を用いた広告配信などが可能となる。そのため、より細かなターゲティング設定を行ったとしても、アドエクスチェンジが存在することによって多くのユーザーにリーチすることが可能となり、広告効果の最大化が期待されるという。
なお、DoubleClick Ad Exchangeは全世界で月間4250億インプレッションの広告在庫を保有しており、2011年8月より日本国内でサービス提供を開始している。