米HPは9月8日、アジアパシフィック地域のプレス向けイベント「INNOVATION IMPACT HP」を上海で開催。個人向けカラーインクジェットプリンタの新製品として、新色のホワイトおよびクリーム色の「HP ENVY110 e-ALL-IN-ONE」A4複合機の「HP Photosmart 7510/6510/5510 e-ALL-IN-ONE」の計4機種を発表した。なお、いずれも日本での発売は現在のところ未定。

「HP ENVY110」

推定市場価格は、HP ENVY110が299米ドル、HP Photosmart 7510が199米ドル、HP Photosmart 6510が149米ドル、HP Photosmart 5510が99米ドルとなっており、HP Photosmart 7510は11月より、他の機種は10月より販売される。

「HP Photosmart 7510 e-ALL-IN-ONE」

4機種ともプリンタ、コピー、スキャンの各機能を備えた複合機で、メールアドレスにドキュメントや写真を送信することで、プリンタ出力が可能なePrintや、プリンタにインストールされたアプリから直接WebにアクセスしプリントできるHP Print Apps機能を備えている。また、いずれも、Auto Wireless Connectを搭載し、プリンタの電源を入れ、無線LANに接続されたPCに付属CDを入れると、プリンタは自動で無線LANに接続される。

「HP Photosmart 6510 e-ALL-IN-ONE」

「HP Photosmart 5510 e-ALL-IN-ONE」

HP ENVY110はHP ENVY100の後継モデルで、スリムデザインを踏襲。3.45インチのタッチスクリーン付きで、自動両面印刷機能を備えている。印刷スピードは、モノクロが毎分30枚、カラーが毎分25枚だ。

HP ENVYは、そのデザイン性の高さからアップルユーザーおよび日本での人気が高く、販売は地域を限定して行っているが、HP ENVY110では販売する国を12カ国に拡大するという。

HP Photosmart 7510は、4.33インチのジェスチャーコントロール付きのタッチパネルを備え、一方、HP Photosmart 6510は3.45インチの、HP Photosmart 5510は2.36インチのタッチスクリーンを備え、タッチでの操作が可能。

印刷スピード(カラー/モノクロ)は、7510が毎分33/34枚、6510が毎分22/22枚、5510が毎分21/22枚となっている。なお、7510/6510は自動両面印刷機能を備えているほか、7510は5色の独立インク(6510/5510は4色独立インク)でADFが装備されている。