宇宙航空研究開発機構(JAXA)は9月9日、金星探査機「あかつき」の9月14日に予定している第2回テスト噴射の計画内容を変更したことを発表した。

これは、9月7日に実施した第1回テスト噴射で取得したデータの解析を進めた結果(第1回テスト噴射そのものは計画通り約2秒間であった)、噴射による加速度が想定よりも小さな値を示していることが判明したことによるため。

このため、第2回テスト噴射の前提として当初予測していた状況と異なるため、当初の姿勢制御ロジックの検証を目的とした計画噴射時間20秒から、OMEの噴射状況を再確認することを目的に、約5秒間の噴射へと変更されることとなった。

なお、第1回テスト噴射後のあかつきの状態は正常であるという。

「あかつき」の飛行イメージ((C)JAXA/池下章裕)