日立製作所の米国子会社の日立データシステムズ(以下、HDS)は9月8日、ネットワークストレージベンダーの米ブルーアークを買収したと発表した。HDSは、ブルーアークと2006年から戦略的OEMパートナーの関係を結んでおり、NAS関連の5製品の供給を受けている。
日立は今回の買収により、ブルーアークが幅広い業界に提供しているファイルストレージ技術・製品・顧客基盤を獲得するとともに、ビッグデータに対する確実な検索・分析・利活用を行うための新たなソリューションの開発をより高度化するなど、ストレージソリューション事業のグローバルな競争力を強化するとしている。
日立は今後、ストレージソリューション事業のグローバルな拡大・強化を推進し、同事業の売上高を2010年度の約3,220億円から、2015年度には4,000億円に拡大することを目指す。また、情報・通信システム事業全体で2010年度に約3,900億円だった海外売上高を、2015年度には8,000億円へと拡大するとしている。