アジャイルメディア・ネットワークは9月7日、日本企業におけるソーシャルメディア活用に関する企業調査を実施し、日本のソーシャルメディアを積極的に活用している企業のトップ50リストの最新版を公開したと発表した。
同社は2月に日本のソーシャルメディア活用企業トップ50リストを作成したが、震災やmixiページの誕生など、半年でソーシャルメディアを取り巻く環境が大きく変化したことから、8月時点でのデータを基に最新の活用企業リストを作成した。
今回も前回と同様に、Twitter、mixi、GREE、モバゲータウン、Facebook、ブログ、YouTube、ニコニコ動画を調査対象とした。同社はこれら対象サービスにおける公式アカウントや公式チャンネル、公式アプリなどの活用状況の独自調査を行い、登録利用者数や動画の再生回数などを指数化することで、複数のソーシャルメディアを積極的に活用している企業50社のリストを抽出した。
その結果、国内で最もソーシャルメディアを活用している企業は「日本コカコーラ」となった。これに、サントリーホールディングス、ローソン、ユー・エス・ジェイ、パナソニックと続く。
トップ50企業におけるソーシャルメディアの利用率では、Twitterがトップで、50社とも何らかの形でTwitterのアカウントを開設しているという。Facebookは今年2月の第1回調査時点ではトップ50に入った企業内での利用率が24%だったが、今回は60ポイントも増加しており、この半年間でFacebookページの開設が急速に進んだことが明らかになった。同様に、mixiも2月の調査時点で34%だった利用率が58%と大きく上昇しており、同社はその要因について、「8月31日にmixiページの提供が始まり、調査対象サービスの内容変化が影響しており、今後増えることが考えられる」と分析している。
トップ50企業における各ソーシャルメディアのサービス別の利用率 資料:アジャイルメディア・ネットワーク |