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米国家安全保障局(NSA)によって開発された分散型のキー・バーリューデータストア「Accumulo」をApacheプロジェクトに追加するための提案が実施された。「Accumulo」はGoogle BigTableの設計を実装したもので、主要コンポーネントとしてHadoop、Zookeeper、Thriftを採用している。いわゆるHadoopベースのNoSQLのひとつとみなすことができる。
「Accumulo」と他のキー・バリューデータストアとの違いは、ラベルをベースとしたより細かいアクセス制御が可能な点にあると説明がある。これは異なるユーザがレコードにアクセスした場合、そのうち許可したいフィールドだけを閲覧可能にする、といったことが簡単に実現できることを意味している。
説明によれば「Accumulo」の開発は2008年にすでに始まっており、同成果物を活用している開発者も多数いるという。Javaを使って開発されており、行数は20万行ほど。ドキュメントも充実しているとされている。NSAは「Accumulo」を政府機関や健康関連機関など、特にプライバシーが要求される分野で活用できるのではないかと説明している。