日本新薬は9月5日、Twitter上で「日本新薬社員がハルシオン後発品を不正使用」という内容の書き込みが頻発しているとして、同件に関する調査結果を発表した。

同社によると、同社の女性社員が8月29日に「同社社員が懇意にしている薬局からハルシオン後発品を不正に入手し飲み会の時に酒に入れた」といった内容をTwitterに書き込みを行ったという。

しかし、これは2009年5月に社員有志で行った私的なイベントの帰りの車中で、前夜に行った男性数名の宴席での出来事について、同乗した社員が話していた内容を聞いて書き込んだものであり、本人が直接目撃・体験したものではなかったとしている。

同医薬品を酒に入れて飲ませた行為については、ある男性社員が同宴席において2名の男性社員の酒に安易な気持ちで1錠ずつ入れたことが判明した。ただし、同医薬品は、不正に入手されたものではなく、自身の治療のために医療機関から処方されたものだった。

同医薬品を飲まされた2名の男性社員は両名とも翌朝通常通り起床したという。

同社は「医薬品を取り扱う製薬企業の社員が、業務外の場面とはいえ、医薬品を使って不適切かつ不謹慎な行為を行いましたこと、衷心より深くお詫び申し上げます」と謝罪している。

関係者については適正な処分を行い、社員へのコンプライアンス教育と意識改革の更なる徹底を図っていくという。