ブラザー販売は、ビジネス向けプリンタ・複合機「ジャスティオ」シリーズにおいて、A3両面プリントが可能で、従来機種に比べ約2倍以上の高速印刷を実現するプリントエンジンを搭載したインクジェット方式のA3カラー複合機「MFC-J5910CDW」を発表した。10月下旬発売予定で価格はオープン。実売想定価格は35,000円前後となっている。
「MFC-J5910CDW」は、プリンタ、コピー、スキャナ、FAX機能を搭載したインクジェット複合機。35枚の給紙が可能なADF(自動原稿送り装置)も装備している。
今回の製品では新エンジンを搭載、プリントヘッドのノズル解像度を約2倍増やし、用紙の搬送構造を改良することにより、従来機種(「MFC-5890CN」)に比べ、カラーは約2.6倍の毎分10枚、モノクロは約2.4倍の毎分12枚の印刷が可能となっている。また、自動両面プリントを標準搭載しているほか、複数ページを1枚にレイアウトできる「ページレイアウト機能」を併用することで、用紙代を節約することができる。
そのほか、従来に比べてブラックは約2.5倍、カラーは約1.6倍と、インクの容量をアップした大容量インクも用意している。
プリント解像度は最大6,000×1,200dpiで、記録紙トレイは最大250枚の給紙が可能。インタフェースは、USB 2.0および10/100BASE-TX対応有線LANのほか、IEEE802.11b/g/n対応の無線LANも搭載する。スキャナはA4までのスキャンが可能で、光学解像度/ソフトウェア補間解像度は2,400×2,400dpi/19,200×19,200dpi。
FAXはA4/A3の送受信が可能。そのほか、メモリースティック/PRO、SDメモリーカード、SDHCカード、マルチメディアカード/plus、USBフラッシュメモリーに対応したフォトメディアキャプチャーも搭載。外形寸法はW514×D461×H260mmで重量は約13.6kg。