Ruby on Rails

8月31日(米国時間)、Ruby on Railsの最新版となる「Ruby on Rails 3.1.0」が公開された。Ruby on RailsはRubyで開発されたWebアプリケーションフレームワーク。従来の方式と比較して短時間にWebアプリケーションを開発することができるという特徴がある。3.1.0における注目点は次のとおり。

  • RailtiesにおけるデフォルトのJavaScriptライブラリをjQueryへ変更。
  • RailtiesにおけるデフォルトのデータベーススキーマファイルをUTF-8へ変更。
  • PostgreSQLアダプタのサポート対象をPostgreSQL 8.2またはそれ以降のバージョンへ限定。
  • 新しいアセットパイプラインを含んだActionPackの導入。
  • ストリーミングレスポンスのサポート。
  • ActiveResourceのデフォルトフォーマットをXMLからJSONへ変更。

Ruby on Railsは2系から3系へ移行する段階で大幅な作り替えが実施された。Ruby on Rails 3.1は3系に対して問題修正や改善、新機能追加などを行ったマイナーバージョンアップであり、完成度が高まっていると言える。