ネットレイティングスは8月31日、ニールセン・ネットレイティングスが提供するインターネット利用動向調査「NetView」の2011年7月データを発表した。発表によると、イラストに特化したソーシャルネットワーキングサービス「pixiv」の月間利用者数が399万人を突破したという。

pixivは、ピクシブが運営するソーシャルネットワーキングサービスで、イラストの投稿や閲覧を通してユーザー同士が交流できるのが特徴となっている。利用者数は増加傾向が続いており、同サイトの7月の訪問者数は399万人を超えたとしている。

日本国内のイラスト特化型SNSとしては、他にニワンゴが運営する「ニコニコ静画」やTINAMIが運営する「TINAMI」などがある。

国内主要イラスト特化型SNSサイトの利用者推移

同社によると、pixivの利用者の訪問回数、利用時間、ページビューはいずれも高い数字となっており、特に1人当たりの平均月間利用時間と平均月間ページビューは国内大手ソーシャルネットワーキングサービスのmixiやブログサービスのAmebaを上回るとしている。一方で1人当たりの平均月間訪問回数は、両サービスより下回る結果となっている。

pixiv、mixi、Amebaの利用状況

また、pixivの訪問者構成を属性別に見ると、インターネット全体と比較して特に30才未満の訪問者の占める割合が高くなっており、約50%を占めている。

属性別訪問者構成