TANAKAホールディングスは8月31日、田中貴金属グループが2011年度「貴金属に関わる研究助成金」のテーマを9月1日より募集することを発表した。
同日より11月30日17時までがエントリー期間で、貴金属を使用した研究・開発を行なう国内の教育機関や公的研究機関が対象。受賞者には最高金額500万円の「プラチナ賞」(1件)をはじめ、200万円の「ゴールド賞」(1件)、50万円の「シルバー賞」(数件)がそれぞれ授与される。
13回目の開催となる今年度は、前年度に続き、商品化・実用化において、貴金属が重要な役割を果たす研究内容であること、ならびに貴金属に関する開発が、その商品化・事業化の進捗にブレークスルーをもたらす内容であることを前提に「貴金属が貢献できる新しい技術、商品の実用化に向けての研究・開発」をテーマに自動車、エネルギー、環境、電気・電子、メディカル、バイオ、ナノなどの分野で募集する。
応募方法は、同社の公式Webサイトにある「研究助成金」の応募フォームより必要事項を入力、研究内容(テーマに関する説明資料もしくは論文、補足資料など)を添付して送信する形となっている。
なお、研究助成の対象期間は、原則1年間。2012年3月末に同社サイト上で発表が行われるが、各賞は、実用化に向けて大きな貢献が認められると判断されるものを対象としており、「受賞該当なし」の場合もあるとしている。