3軸アナログ・ジャイロ・センサ「L3G3250A」のパッケージイメージ

STMicroelectronicsは、3.5mm×3mmx1mmの小型パッケージを採用し、従来品比でフットプリントを約40%小型化した3軸アナログ・ジャイロ・センサ「L3G3250A」を発表した。

同製品は、可聴帯域外の共振周波数により、センサ近辺に実装されたスピーカなどからの音響ノイズや、プリント基板から伝わる機械的振動の影響を受けないため、高い精度と信頼性を実現している。また、シングル・センシング構造で3つの直交軸のモーション検知をすべて行う設計により、検知精度と信頼性を向上させており、時間経過や温度変化に対して高い出力安定性を実現している。

2種類のフルスケール(625dps/2500dps)を選択することができ、感度は625dpsで2mV/dps、2500dpsで0.5mV/dpsとなっている。また、自己診断機能の内蔵、2.4~3.6Vの電源電圧範囲、バッテリ駆動機器の電源管理を最適化するパワーダウン/スリープ・モード、ローパス・フィルタおよびハイパス・フィルタ・リセット機能の内蔵などの特長を有している。

動作温度範囲は-40℃~+85℃で、RoHS指令および環境規格に準拠したLGA-16 ECOPACKパッケージを採用しており、すでにサンプル出荷を開始、2011年第4四半期には量産も開始する予定。単価は、1000個購入時で約3.95ドルとしている。