東京エレクトロン デバイス(TED)は8月30日、学生向け組込みアプリケーション開発コンテスト「Device2Cloud コンテスト 2012 ~21世紀の組込み開発者を目指せ!!(D2C)」の参加チームの募集受付を開始したことを発表した。
同コンテストは、協賛企業として日本マイクロソフト、フリースケール・セミコンダクタ・ジャパン、アットマークテクノ、サムシングプレシャスなどが関わっており、学生にWindows Embeddedを用いて組み込みアプリケーションを開発してもらい、その成果を披露、プレゼンテーション能力などを加味してその優劣を競うというもの。
第1回は2011年3月4日に決勝大会が開催されており、今回の募集は第2回開催となる。
今回のコンテストのプラットフォームはCPUボードにアットマークテクノのArmadillo-440、センサボードにFreescale Semiconductorの「TWR-SENSOR(前回大会で使用したJM Badge Boardも使用可能)」、OSにMicrosoftのWindows Embedded Compact 7、BSPにサムシングプレシャスのLilasがそれぞれ指定されている。
応募資格は高校、専門学校、高専、大学、大学院、職業訓練校などの学生で、2~3名1チーム構成となっている。また、参加費は無料だが、コンテストプラットフォームで指定された機材は購入する必要があることに注意が必要だ(参加者には指定機材を特別価格として4万9200円(税別)にて提供される特典がある)。
今回のコンテストのアプリケーションテーマは「クラウド(オンライン)サービスを使ったネットワーク端末」で、それぞれのチームが目的とした用途に応じた各種ネットワーク端末を作ることとなる。
なお、同コンテストの今後のスケジュールとしては、2011年10月に参加者向けトレーニングが行われるほか、12月1日付けで予選締め切り(同予選には5ページ以内の開発構想書および、端末またはアプリケーションが動作している様子を5分以内の動画に収録したWMV形式の動画ファイルの提出が必要)となり、同15日に予選通過チームの発表がなされ、2012年3月4日に決勝大会が開催される予定となっている。