Wind Riverは、商用組込Linuxランタイム/開発プラットフォームの最新版「Wind River Linux 4 Update Pack 2」を発表した。
同製品はボードからユーザインタフェース・フレームワークのレベルまで、完全に統合されたグラフィックスソフトウェアスタックを、IntelおよびTexas Instruments(TI)のプロセッサに提供する商用組込Linuxで、事前にインテグレーション済みのグラフィックススタックには、GTK、Qt、X.Org、Wind River Tilcon Graphics Suiteなどが含まれており、Intel Atomプロセッサ対応「Intel Embedded Media and Graphics Driver(OpenGL準拠)」や、「TI Sitara」ARMマイクロプロセッサ「AM35x/AM37x/AM389x」および「OMAP35x」プロセッサ対応PowerVRドライバ(OpenGL ES準拠)などのハードウェアとグラフィックドライバを使用して運用することができる。
また、LSB(Linux Standards Base)認証により、すべてのLSB準拠サードパーティ製アプリケーションとの互換性が保証されている。
さらに、「Web 2.0 Cross Web Development Toolkit」によりHTML/JavascriptやWebページレンダリング言語を用いて、直接ターゲット上でデバッグ、デプロイ、テストを行うことが可能となっている。