米VMwareは8月29日(現地時間)、クラウド環境向けデータベース管理プラットフォーム「VMware vFabric Data Director」(以下、Data Director)を発表した。データベースをポリシーベースで自動設定/管理できるなどの特徴があり、「Database as a Service」を具現化する製品と説明されている。
Data Directorではポータルサイトが用意され、同サイトにてさまざまなポリシーを登録することで、仮想マシンが利用するコンピューティングリソースやセキュリティ機能などが自動設定される仕組みになっている。ポリシーに関しては、各種のテンプレートが提供されるため、データベースに明るい開発者でなくても、ベストプラクティスに基づいた最適な設定を行ったり、必要なコンプライアンス要件を満たしたりすることができるという。
また、同社は、Data Director上で稼動する第一号データベースとして「VMware vFabric Postgres」を提供することも発表。同データベースは、その名の通り、PostgreSQLをData Directorに対応させたもので、PostgreSQLと互換性を持ち、利用状況に応じて仮想マシンのパラメータを自動設定する機能などを備えるという。
VMware vFabric Data DirectorのWebサイト |