ユタカ電機製作所は、電源状況に合わせて省エネ運転を行う機能を搭載したオンライン(常時インバータ)方式UPSの「Super Tower(ST)シリーズ」と「Super Power(SP)シリーズ」に、新たに1.5KVA出力容量のUPS「UPS1510ST」および「UPS1510SP」を追加し、出荷を開始した。
UPS1510STは、タワー型で停電補償時間が7分以上、価格は160,000円(税別)、UPS1510SPは、19インチラックマウント型で停電補償時間が5分以上、価格は158,000円(税別)。
「UPS1510ST」は従来品から約25%以上のサイズダウンを実現。「UPS1510SP」は従来同等出力容量ラックマウント型オンラインUPSが高さ2Uサイズであったのに対し、1Uの薄型化と約10kgの軽量化を実現した。
これは、同社独自のフルデジタル制御方式を進化させ、従来ハードウェアで行っていた機能をソフトウェアで実現、全ての回路を1つのマイクロプロセッサで制御、部品点数の大幅な削減により、装置の小型化を実現した。
「UPS1510ST」「UPS1510SP」は、ともに入出力AC100Vが標準で、工場出荷時の設定でAC110V、115V、120Vに設定変更が可能。また、エコモード併用を選択すれば、交流入力が安定時は自動的に商用給電になり、インバータが停止。さらに、電圧の異常を感知すると自動的に高効率90%以上の給電品質優先モード(常時インバータ運転)に無瞬断で切り替わる、そして、状況に応じて自動的にエコモードに戻り、無駄な電力を低減する(特許出願中)。
外形寸法は、UPS1510STがW130×H220×D435mm、UPS1510SPがW422×H43.5×D510mm。